約 1,564,861 件
https://w.atwiki.jp/hachiku/pages/226.html
(2006年10月07日) だーいぶ前のSS (2006年04月23日) モテモテ (2006年03月21日) みなさまのおかげで (2006年03月20日) 生体工学研究所 (2006年03月20日) リヒタルゼン (2006年03月19日) 職権乱用 (2006年02月17日) 今崑崙が熱い!! (2006年01月27日) カタコン粘着 (2006年01月24日) っしゃー (2006年01月23日) 粘着すること早数週間 (2006年01月21日) カタコンベ (2006年01月18日) 大急ぎでLvUP (2006年01月15日) ねんがんの LCを てにいれたぞ! (2006年01月13日) 久々にLvUP (2006年01月08日) 角 (2005年12月17日) できちゃった♪ (2005年12月13日) アサクロ。その後。 (2005年12月12日) クリスタルは怖い (2005年12月09日) 2枚目 (2005年11月30日) ココモビーチ (2005年11月24日) 寝不足 (2005年11月23日) 転職 (2005年11月15日) 転生 (2005年11月15日) アモンラー (2005年11月14日) げへにあ (2005年11月13日) Lv99 (2005年11月11日) 。*゜+ ヽ(*´∀`)ノ狩りからの開放 (2005年11月06日) 赤兎はやっぱりうんこ。 (2005年11月06日) TheSign (2005年10月26日) 新カード (2005年10月26日) 兎? (2005年10月26日) とんかつ (2005年10月26日) 70M (2005年10月25日) かつどん (2005年10月23日) ドッフルギャンガ (2005年10月10日) よしきた! (2005年10月10日) 帰省 (2005年10月08日) NEWペッツ! (2005年10月08日) あっ!? (2005年10月01日) ハイブリッド (2005年10月01日) MVP (2005年09月28日) ぱかり (2005年09月26日) /guild (2005年09月25日) どんだけ相性がいいんだよ (2005年09月24日) ステと無駄遣い (2005年09月21日) めいる (2005年09月20日) 98 (2005年09月19日) 97の97 (2005年09月19日) 青箱@兎編 (2005年09月17日) 箱な人と散財 (2005年09月12日) 悩む兎 (2005年09月05日) ( ∀`)
https://w.atwiki.jp/dangetest/pages/21.html
キャラクター名:愛兎はねる ■性別 女性 ■学年 その他 ■所持武器 血濡れの杵 ■ステータス 攻:8 防:15 体:7 精:0 FS:0 ■FS名 悪意 特殊能力名:ペッタン ■能力内容 効果1:体力4ダメージ 時間:単発 対象:同マス敵全員 非消費制約:なし 効果2:バステ「もち」付与 ※「もち」を付与されたキャラクター同士が同マスで行動終了していた場合、そのキャラクター同士はくっついてしまい、常に同じマスにしか移動出来なくなる。 ※移動の際は行動提出順にかかわらず、そのキャラクター同士は同時に移動したとして扱う。 ※くっついているキャラクターの内、1人でも強制移動等の何らかの移動が絡む能力対象になった場合、くっついているキャラクターは全て同時に同マスへ移動する。 時間:永続 対象:同マス敵全員 非消費制約:なし 消費制約:なし 【発動率:33%】【成功率:100%】 ■能力原理 もちは「ペッタン」とつくことです。 杵を強く振りすぎると「ゴン」「ゴン」という音がします。 勢いがあって良さそうですが、これでは杵が傷んでしまいます。 「ペッタン」という音がするようにつきましょう。 キャラクター説明 人間とそっくりの容姿をした月の住人。 月ではもちをつく労働力として星の支配者たる兎に飼われていた。 もちをつくのが上手。 そうでない者は処分されるので、当然といえば当然。 ペッタン・ペッタン・ペッタン・コ。
https://w.atwiki.jp/mh-island/pages/21.html
角 |ノーマル| |ノーマル+| |レア| |レア+| |Sレア| |Sレア+| |ライト| |ミドル| |ヘビー| |キング| 画像 名前 階級 種別 スキル 初期能力 MAX時能力 コメント 攻撃 防御 TOTAL 攻撃 防御 TOTAL アクラ・ジェビア ライト 烈種 裂角獣の絶対防御 1560 1910 3470 7810 9540 17350 イャンガルルガ ライト 烈種 葬角の咆哮 0 0 ヴォルガノス ライト 烈種 葬角の薙ぎ払い 1760 1630 3390 8810 8130 16940 エスピナス ライト 烈種 穿角獣の強襲 0 9720 7970 17690 カム・オルガロン ライト 烈種 裂角獣の絶対防御 0 8260 8950 17210 ディアブロス ライト 烈種 穿角獣の強襲 1930 1580 3510 9650 7910 17560 ティガレックス ライト 烈種 葬角の咆哮 1940 1590 3530 9690 7940 17630 デュラガウア ライト 烈種 穿角獣の強襲 1870 1530 3400 9360 7650 17010 ラージャン ライト 烈種 穿角獣の強襲 2030 1600 3630 10170 8000 18170 リオレウス ライト 烈種 葬角の薙ぎ払い 1920 1570 3490 9580 7840 17420 アクラ・ジェビア ミドル 烈種 裂角獣の絶対防御 1830 2240 4070 9160 11190 20350 イャンガルルガ ミドル 烈種 葬角の咆哮 2130 1890 4020 10640 9440 20080 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (No img) ヴォルガノス ミドル 原種 角獣の不意 4030 3260 7290 8020 6470 14490 エスピナス ミドル 原種 角獣の奇襲 2140 1890 4030 10710 9490 20200 エスピナス ミドル 烈種 穿角獣の強襲 0 11370 9320 20690 カム・オルガロン ミドル 烈種 裂角獣の絶対防御 1900 2140 4040 9500 10710 20210 グレンゼブル ミドル 原種 角獣の奇襲 2160 1910 4070 10820 9590 20410 ディアブロス ミドル 原種 角獣の防勢 1800 2200 4000 9000 11000 20000 ディアブロス ミドル 特種 角獣の防勢 2270 1850 4120 11350 9290 20640 ディアブロス ミドル 烈種 穿角獣の強襲 0 11300 9260 20560 ティガレックス ミドル 原種 角獣の奇襲 2330 1680 4010 11660 8440 20100 ティガレックス ミドル 烈種 葬角の咆哮 0 11340 9290 20630 デュラガウア ミドル 原種 角獣の奇襲 2030 1800 3830 10150 9000 19150 デュラガウア ミドル 特種 角獣の奇襲 2170 1780 3950 10890 8910 19800 デュラガウア ミドル 烈種 穿角獣の強襲 2200 1800 4000 11000 9010 20010 ドラギュロス ミドル 原種 角獣の奇襲 1930 2180 4110 9690 10930 20620 バサルモス ミドル 亜種 角獣の構え 3020 4900 7920 5280 7600 12880 フルフル ミドル 特種 - 3330 3200 6530 11110 10680 21790 フルフル ミドル 特種 絶角の切裂 1950 2220 4170 9770 11010 20780 ベルキュロス ミドル 原種 角獣の奇襲 2250 1840 4090 11290 9230 20520 モノブロス ミドル 原種 角獣の防勢 1790 2180 3970 8950 10940 19890 リオレイア ミドル 特種 絶角の切裂 1610 2130 3740 8050 10670 18720 リオレウス ミドル 原種 絶角の切裂 2170 1780 3950 10880 8900 19780 リオレウス ミドル 烈種 葬角の薙ぎ払い 2250 1840 4090 11230 9190 20420 |ライト| |ミドル| |ヘビー| |キング| 画像 名前 階級 種別 スキル 初期能力 MAX時能力 コメント 攻撃 防御 TOTAL 攻撃 防御 TOTAL アクラ・ジェビア ヘビー 原種 - 3770 8380 12150 8380 10760 19140 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (No img) アクラ・ジェビア ヘビー 原種 絶角の切裂 2150 1760 3910 0 アクラ・ジェビア ヘビー 烈種 裂角獣の絶対防御 2100 2570 4670 10510 12840 23350 イャンガルルガ ヘビー 烈種 葬角の咆哮 0 12460 10620 23080 イャンクック ヘビー 亜種 角獣の奇襲 1930 1580 3510 0 イャンクック ヘビー 特種 - 4300 3500 7800 9660 7900 17560 イャンクック ヘビー 特種 絶角の制圧 2130 1740 3870 0 ヴォルガノス ヘビー 亜種 角獣の不意 4330 3650 7980 10730 6880 17610 ヴォルガノス ヘビー 特種 絶角の切裂 0 11060 9040 20100 ヴォルガノス ヘビー 烈種 葬角の薙ぎ払い 0 12390 10550 22940 エスピナス ヘビー 特種 角獣の不意 5520 3710 9230 10520 6320 16840 エスピナス ヘビー 希少 - 5670 4630 10300 12120 8250 20370 エスピナス ヘビー 烈種 穿角獣の強襲 0 13020 10670 23690 ガノトトス ヘビー 亜種 角獣の奇襲 2000 1780 3780 10040 8900 18940 ガノトトス ヘビー 特種 2150 1760 3910 0 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (No img) カム・オルガロン ヘビー 原種 角獣の防勢 2140 1750 3890 0 カム・オルガロン ヘビー 烈種 裂角獣の絶対防御 0 10680 12530 23210 グレンゼブル ヘビー 特種 角獣の奇襲 2310 1890 4200 11590 9480 21070 ゲリョス ヘビー 原種 角獣の奇襲 1950 1600 3550 0 ショウグンギザミ ヘビー 特種 - 2480 2310 4790 10110 5860 15970 タイクンザムザ ヘビー 原種 角獣の防勢 1540 2310 3850 7720 11580 19300 ダイミョウザザミ ヘビー 特種 角獣の防勢 1610 1960 3570 8050 9830 17880 ディアブロス ヘビー 原種 - 5190 4880 10070 10400 8560 18960 ディアブロス ヘビー 烈種 穿角獣の強襲 0 12950 10610 23560 ティガレックス ヘビー 烈種 葬角の咆哮 2590 2120 4710 12990 10640 23630 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (No img) デュラガウア ヘビー 特種 - 2470 2290 4760 10090 5840 15930 デュラガウア ヘビー 烈種 穿角獣の強襲 0 12650 10360 23010 ドスギアノス ヘビー 特種 絶角の制圧 1880 1540 3420 9420 7710 17130 ドスファンゴ ヘビー 特種 絶角の制圧 1900 1560 3460 9540 7800 17340 ドドブランゴ ヘビー 原種 角獣の奇襲 1650 2020 3670 8280 10130 18410 ドドブランゴ ヘビー 特種 0 11440 8970 20410 ドラギュロス ヘビー 特種 角獣の奇襲 2250 2000 4250 11280 10010 21290 ノノ・オルガロン ヘビー 原種 0 8710 10650 19360 バサルモス ヘビー 特種 角獣の防勢 1630 2000 3630 8190 10010 18200 パリアプリア ヘビー 原種 2030 1660 3690 0 パリアプリア ヘビー 原種 絶角の切裂 1720 2100 3820 8610 10530 19140 パリアプリア ヘビー 特種 - 3990 2660 6650 10810 10200 21010 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (No img) ヒプノック ヘビー 原種 角獣の奇襲 2140 1760 3900 0 ヒプノック ヘビー 特種 角獣の防勢 2050 1680 3730 10290 8410 18700 フルフル ヘビー 亜種 絶角の切裂 2080 1700 3780 10410 8510 18920 モノブロス ヘビー 原種 - 5040 4260 9300 10740 7600 18340 モノブロス ヘビー 特種 3990 2660 6650 10000 6650 16650 ラージャン ヘビー 烈種 穿角獣の強襲 0 14020 10150 24170 リオレウス ヘビー 特種 絶角の切裂 5280 4520 9800 13200 11300 24500 リオレウス ヘビー 烈種 葬角の薙ぎ払い 0 12880 10540 23420 |ライト| |ミドル| |ヘビー| |キング| 画像 名前 階級 種別 スキル 初期能力 MAX時能力 コメント 攻撃 防御 TOTAL 攻撃 防御 TOTAL アイルー【合成UP】 キング 原種 1 1 2 0 経験値:250UP アイルー【合成UP小】 キング 原種 1 1 2 0 経験値:100UP アクラ・ヴァシム キング 特種 絶角の制圧 2470 2430 4900 12350 12150 24500 アクラ・ジェビア キング 特種 破爪の牙撃 5240 3520 8760 10560 6540 17100 アクラ・ジェビア キング 特種 絶角の制圧 2760 4140 6900 9200 13800 23000 イャンガルルガ キング 原種 角獣の不意 4480 4200 8680 9270 8990 18260 イャンガルルガ キング 剛種 破爪の威圧 4180 4500 8680 9150 9060 18210 イャンガルルガ キング 烈種 葬角の咆哮 2870 2350 5220 14340 11740 26080 イャンクック キング 原種 絶牙の睨み 3310 3190 6500 7530 7410 14940 イャンクック キング 変種 絶角の制圧 2060 1680 3740 10320 8440 18760 ヴォルガノス キング 亜種 角獣の奇襲 2090 1710 3800 10470 8570 19040 ヴォルガノス キング 特種 角獣の奇襲 3010 2550 5560 8600 7280 15880 ヴォルガノス キング 烈種 葬角の薙ぎ払い 0 14270 11670 25940 ガノトトス キング 亜種 絶角の切裂 0 13350 11950 25300 ガノトトス キング 特種 - 4090 2810 6900 12100 8060 20160 カム・オルガロン キング 原種 破爪の牙撃 4950 4140 9090 10440 7890 18330 カム・オルガロン キング 特種 - 3020 1990 5010 8640 5700 14340 カム・オルガロン キング 烈種 裂角獣の絶対防御 0 11800 14410 26210 キングチャチャブー キング 原種 奇面乱舞 0 13600 3400 17000 グラビモス キング 原種 - 4650 5710 10360 8700 11920 20620 ゲリョス キング 亜種 角獣の奇襲 2020 1650 3670 10110 8270 18380 ゴゴモア キング 原種 絶角の制圧 3800 3100 6900 12650 10350 23000 ティガレックス キング 原種 破爪の牙撃 5510 3700 9210 10510 7970 18480 ドスイーオス キング 変種 絶角の制圧 1920 1570 3490 9600 7860 17460 ドスガレオス キング 変種 絶角の制圧 1940 1590 3530 9720 7950 17670 ドラギュロス キング 原種 - 5420 5260 10680 11000 10640 21640 ババコンガ キング 剛種 - 2450 2000 4450 12240 10020 22260 パリアプリア キング 剛種 絶角の切裂 0 12380 10120 22500 ヒプノック キング 原種 角獣の防勢 1990 1620 3610 0 ヒプノック キング 特種 0 10000 8200 18200 フルフル キング 原種 絶角の切裂 1640 2010 3650 8230 10070 18300 フルフル キング 亜種 絶角の切裂 2150 1750 3900 10750 8790 19540 フルフル キング 変種 絶角の切裂 2130 1890 4020 10690 9470 20160 ベルキュロス キング 剛種 - 4420 4500 8920 11350 10560 21910 モノブロス キング 原種 角獣の奇襲 0 14200 12400 26600 角 |ノーマル| |ノーマル+| |レア| |レア+| |Sレア| |Sレア+| 角レア+に関する追加や訂正はこちらへ 名前 グレンゼブル ヘビー 烈種 初期:攻2620 防2140 葬角の薙ぎ払い - 名無しさん 2012-10-30 11 49 15 バサルモス ヘビー 烈種 初期:攻2060 防2420 裂角獣の絶対防御 - 名無しさん 2012-10-30 11 46 10 モノブロス ライト 特殊 初期ステ 攻撃4020 防御3320 を入手しました。 - 名無しさん 2012-10-28 16 16 36 アクラ・ヴァシム ヘビー 烈種 初期攻2230/防2420 穿角獣の強襲 - 名無しさん 2012-10-28 13 52 40 リオレウスヘビー 烈種 初期:攻2580防2110 - 名無しさん 2012-10-26 03 01 27 ガノトトス キング 烈種 スキル 絶角の切裂 MAX14230/11640 - 名無しさん 2012-10-22 14 47 25 ライト 烈種 8800 8200 - イャンガルルガ 2012-10-09 16 55 34 (↓ドラギュロスH烈種追記) MAX13900/10070 ハイスペックスタートガチャからのモンスターです - 名無しさん 2012-09-05 21 20 41 ドラギュロス ヘビー 烈種 スキル:葬角の薙ぎ払い 初期11120/8060 (9/5からのイベント特攻5倍モンスター) - 名無しさん 2012-09-05 20 58 21 イャンクックヘビー特種10650.8720 - 名無しさん 2012-09-04 00 26 32
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/518.html
第2話「ショタコンは欲望であり、母性は義務感である。」 9月某日 ドイツ ミュンヘン市街地 310平方キロメートルの面積と135万人の人口を誇るベルリン、ハンブルクに次ぐドイツ第三の都市である。 失業率が低いために道行く人々は笑顔を見せ、警察のモラルも高いためか、ドイツ国内でも1、2を争うほど治安が良い。各種インフラも整備されており、「世界で海外駐在員が最も住みやすい都市」で8位に選ばれている。 ザルツブルク、インスブルック及びドイツとイタリアを結ぶ交通の要衝であり、ヴィッテルスバッハ家の宮廷都市として栄えた。ドイツのみならずヨーロッパ文化の中心地の一つである。 ゴシック様式の建築が立ち並び、街が一つの芸術作品として構成されている。 そんなミュンヘンにある国立美術館「アルテ=ピナコテーク」 世界最古の部類に公共美術館であり、もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られた。その後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て、国有化され、現在にいたる。 ちなみに「アルテ(alte)」は「古い」を意味しており、「新しい」を意味する「ノイエ(neu)」の名を冠する「ノイエ=ピナコテーク」が新館として隣接している。 美術館の前にある広場の片隅で男、尼乃昂焚は待っていた。 人の目を引きつける棺桶のようなトランクを携えているが、幸い、今は平日の昼間なので誰も広場にはおらず、美術館の職員がたまに通り過ぎるのを軽く会釈するだけである。 彼はとある女性と待ち合わせしているのだが・・・約束の時間から既に5分も過ぎているのに、相手は一向に姿を現さない。 10分後:一人しりとりを開始 12分後:一人しりとりの虚しさに気付く。 12分30秒後:美術館前にある奇怪な形状の像は一体、何を表現しているのかを考える。 20分後:魔術の知識として、美術・芸術の知識に自信はあったのだがやっぱり分からなかった。 21分後:あまりにも遅いので、連絡をとろうとするが、電話に出てこない。 22分後:トランクの凹みや傷が気になり始める。 25分後:携帯ゲーム機で遊び始める。ソフトは「超機動少女カナミンインテグラルぽ~たぶる!“嵐を呼ぶ暴食シスターの逆襲!”」という学園都市で新発売されたソフトであり、内部にいる友人から裏ルートで発送してもらったものだ。ジャンルはアクションらしい・・・。 1時間後:騎兵メイド“魔依渦”の強さに涙目になりながらも第4ステージクリア そして、1時間10分後 トランクを横に倒し、そこを椅子にしてゲームに熱中する昂焚の姿があった。 「なんてことだ・・・・。魔依渦を倒した途端、冥土王“喪賭覇流”が現れるなど、不測の事態だ。」 そう言いつつも少ないHPとアイテムでやりくりしながらゲームをプレイする昂焚。 そんな彼の背後から、一人の女性が近付いて来る。 23歳くらいの灰色の髪の美女だ。氷のような白い肌に男性の性欲を掻き立てるF~Gカップの爆乳の持ち主。そして冷徹な性格を表すかのような冷たい表情をしている。 見下すような冷たい目をしながら、彼女はゲームに熱中する昂焚を見つめ、こう言った。 「遅れてすまなかった。」 その一声で、昂焚はゲームを一時停止して振り向いた。 目の前にあるのは、母なる大地と二つのボイン。女性にそれほど興味があるわけでもない昂焚でも危うく、飛び込んで顔を埋めたくなる。 「ミランダ=ベネットか。遅かったじゃないか。」 だが、そんな欲望にも全く動じず、昂焚はゲームの電源を切って、ポケットに入れる。そして、立ち上がってトランクを立てる。 ミランダの表情は冷徹なものから、サンタクロースからオモチャを欲しがる子供の様な輝いた目へと変わり、頬を染めながら昂焚に訊いて来た。 「その・・・例の物は・・・あるんだろうな?」 「ああ。苦労したが、ちゃんと手に入れた。」 そう言うと、彼のこれからの行動を予測したのか、トランクの蓋が自動で開き、昂焚が中に手を突っ込んで例の物を取り出そうとする。 「ああああ!」 突如、ミランダは慌てふためき、無理やりトランクの蓋を閉める。 「どうした?」 「いや・・・その~ここじゃ、色々とマズイからな。私のホテルで開けてくれないか?」 「まぁ・・・そうだな。この国だと違法な物かもしれないし、警察に見つかったら大変だ。」 そうして、昂焚はミランダについて行って、彼女が部屋を借りているホテルへと向かった。 ミランダの借りているホテルはミュンヘン界隈では最高級のホテルだ。 しかもその最上階のスイートルームとなると、一般人の常識では考えられないほどの莫大なお金がかかっているのだろう。 ミランダの借りた部屋は正にゴージャスそのものであり、何もかもが快適で、煌びやかで、ビジネスホテルやカプセルホテルばかり利用する昂焚にとっては何もかもが触れがたく、眩しかった。 「さすが、イルミナティ幹部となると、こんな部屋も借りられるのか。」 「昔はフロアを貸し切りにすることも出来たのだが、最近はメイラの散財が酷いんだ。」 メイラというのは、彼女と同じイルミナティ幹部であるメイラ=ゴールドラッシュのことだ。金銭魔術という特殊な魔術の使い手であり、その魔術の特性と彼女の性格のせいで散財が酷いらしい。 「ああ。彼女の浪費癖はどうしようもないからな・・・・。」 彼女は着ている上着を脱いでベッドに放り投げる。上着を脱いだことで彼女の爆乳が更に強調され、更に下着が透けて見えるんじゃないかと心配(期待)したくなるほどの薄いワンピース1着のみの姿となる。 ミランダに「荷物を置いて、好きなところに座れ。」と言われるがまま、昂焚はスイートルームの中心にあるソファーに腰掛ける。 「それじゃあ、例の物を出してもらおうか。」 ああ―――と答えると、昂焚はトランクの中から1枚のDVDを取り出した。 学園都市外部で販売している市販のDVDであり、これといって特筆するようなものではなかった。 それを見た途端、ミランダは震えながらもDVDへと手を伸ばす。 「それは・・・まさか・・・?」 「ああ。そのまさかだ。全ての魔法少女アニメの始祖とも言える“魔女の子ハニー・ベル”から最新作“超機動少女カナミン・インテグラル”まで古今東西、全ての魔法少女アニメの全裸変身シーンのみを編集して作り上げた“魔法少女変身のスベテ”だ。」 「やっと来たか・・・。それほどではないが、待ちわびていたぞ。何せ、この前、ニコライに全裸変身ショーを見せたのだが・・・・」 それは数週間前の出来事だった。 ~~~ 不定期で行われるイルミナティ幹部会議。それが終わり、隠れ蓑としている聖堂の中を一人の男が歩いていた。 金髪碧眼でそこそこ鍛えられた身体付きの男だ。自身が使う魔術の為に目は目隠しで覆われており、自らの視覚を遮断している。しかし、視覚を遮断しているとは思えないほど、しっかりとした足取りで聖堂の中を歩き、遮蔽物や人を避けていた。 彼の名はニコライ=エンデ。イルミナティの幹部である。 「ニコライ。ちょっと頼みがあるんだが・・・」 同じ幹部であるミランダが彼の背後から話しかける。 「どうした?またヴィルジールにでもいじめられたか?」 「いや、その件とは別なんだが、私の魔術を見て欲しい。」 「黙示録の四騎士のことか?」 「ああ。」 「目隠しで視界を覆っている私に“見てくれ”とは、随分と皮肉だな。」 「どうせ、別の魔術で視力を補っているんだろ?」 「ふん・・・。いいだろう。見てやる。」 ニコライが鼻で笑いながら承諾すると、ミランダは少しニコライから数メートル離れた位置に立つ。 「apocalypsis666(黙示録を警鐘する者)の名において、黙示録の四騎士の招聘をここに宣言する。」 そう言うと、周囲に虹が出現し、ミランダを包みこんでいく。 薄く張られた虹の膜からは彼女の着ている服がどこかに飛ばされ、全裸になっていることが容易に窺える。そして、手の甲、足先、腕、太股という身体の先端部分から装着するというエロチックで色々と順番を間違えている鎧装着シーン。 そして、最後に胸部の鎧が装着されると、彼女が魔術で出現した馬に跨った状態で虹が消え去った。 「誰も逆らえない王の矢を射る者。支配の第一騎士!白騎士!」 どこぞの特撮ヒーローみたいなポーズとダヴィッドの「アルプス越えのナポレオン」の構図を組み合わせた決めポーズで彼女は締めくくった。 「どうだ?この変身ショーは?」 ミランダはニコライに感想を求めるが、当のニコライは自信に湧き上がる欲望を亡き妻への愛で押さえつけ、活性化するアドレナリンを聖書を脳内で復唱することでなんとか冷静を保つ。 「まだ、これだけではない。」 そう言って、ニコライの理性を破壊するかのように、赤騎士、黒騎士、青騎士バージョンを次々と見せていった。それらが全て終わった頃、ニコライ=エンデは多量の鼻血を流し、聖堂の床を真っ赤に染めながら倒れていた。 ~~~ 「あまりにも変身シーンが酷かったのだろう。鼻血を出しながら倒れるほど私の変身シーンの酷さに憤慨していたようだ。」 (いや、それは違うと思うが・・・・。) 彼はそこを指摘するつもりはない。何故なら、そうした方が面白いことになりそうだからだ。 「じゃあ、この魔法少女(以下略)DVDで変身エフェクト、決めポーズ、セリフを勉強するんだな。」 「ああ。今度こそ、ニコライに「素晴らしい!」と言わせてやる。」 (多分、心の中ではそう思ってるだろ・・・・。) ミランダはDVDをテーブルの上に置くと、更に輝く様な眼差しで昂焚に土産の催促をする。 「服と本、どっちが先がいい?」 「本の方だ・・・。早くしろ・・・!私はもう我慢できないんだ。」 顔を真っ赤にし、息を荒げるミランダに対し、昂焚は紙で包まれた一冊の本を渡す。 まるで誕生日プレゼントを受け取った子どものように彼女は本を受け取ると、すぐに紙を破いてその辺に放り投げる。 昂焚がミランダに渡した本、それは「月刊ショタコンホイホイ」という名の“あれな趣味の紳士・淑女”のための雑誌だった。ショタに関することなら何でもござれというショタコン歓喜本だ。 「おおおお!!!流石、変態の国ニッポン!!頼んではいたが、まさか本当にこんな本があるとは!!」 我を忘れて歓喜し、暴れまわるミランダ。 そのまま本を胸に抱いてダイブし、ベッドのスプリングと自身の胸部の弾力性ではね上がり、寝転がって喰いつくようにショタコンホイホイを読みあさる。 あまりのテンションの上がりっぷりに自分がショタコンであることを隠そうともせず、本を読んだ感想をそのまま大声で叫んでいる。 「フォォォォォォォォォォォォォォォ!!!これだ!これぞ、私が求めていた少年だ!!」 ―――と叫び、 「何っ!数年後設定という禁忌を犯しつつも少年が少年であることを失わせないとは!!この作者め・・・分かっているではないか!!」 ―――と称賛を贈り、 「クソッたれ!!ショタは愛でるものだ!虐めるものではない!こいつは全然、分かっていない!こんな奴まで少年愛を語るから、世界は滅ぶしかないんだ!!」 ―――と批判と世界滅亡論を唱え、その全身全霊を以って喜怒哀楽を表していた。 そんな光景を見ながら、昂焚は勝手に頼んだルームサービスで調達したソーセージとビールでその光景を眺めていた。 (やっぱり、ドイツに来たらビールとソーセージだな。) 昂焚は、ベッドの上で自身の性癖を的確に刺激する魔導書(ショタコンホイホイ)の毒に侵されるミランダのことなど気にせず、高級ホテルのルームサービスを(勝手に)楽しんでいた。 だが、そこで彼はあることに気付く。 彼の視線の先にある衣装箪笥だ。先ほどからドンドンと音を鳴らして箪笥が揺れているのだ。 ミランダがベッドの上で激しく暴れる(性的な意味ではない)からなのでは?と思っていたが、どうやら彼女による振動とは別の原因で揺れているようだ。 昂焚は知的好奇心からなのか、衣装箪笥の前に立った。 衣装箪笥は鎖で厳重に扉を固定され、中で暴れる何かを必死に抑えているようだった。 『んんー!・・・んんー!』 中からは何かの鳴き声のようなものも聞こえ、必死に叫んでいるのが窺える。 厳重にロックされているにも関わらず、昂焚は何のためらいも無く扉を開ける。 神道系魔術である擬神付喪神で鎖を疑似的な付喪神とすることで意志のようなものを与える。昂焚の場合には「既に契約を交わした従順な意志」を与えるため、実質的にはモノを使役する為の術式である。 その「既に契約を交わした従順な意志」を示す言葉(東洋版のルーン)が書かれた紙を単語帳から抜き取り、それを鎖に張りつけたことで鎖に「開錠せよ」と命じた。 鎖はそのまま解かれ、箪笥にも同様の術式を使うことで扉を開かせた。 観音開きの扉を開けると、そこには一人の少年がルーンが刻まれたロープで縛られていた。 年齢が10代中頃、茶髪に青い瞳、ミランダの直球ど真ん中のストライクゾーンを狙うような童顔だった。上半身は脱がされ、半裸の状態だった。 「んんー!んんー!」 少年は昂焚に助けるように必死に求めるが、当の昂焚は何か遠い目をしたまま、少年の懇願を無視して、そっと扉を閉めた。 (運び屋とは点と点を結ぶ線であり、あくまで点ではない。ならば、線である運び屋は点である依頼人のプライベートに干渉してはならない。我々はあくまで運ぶための人間なのだ。例え、俺が副業だとしても、片足を突っ込んでいれば、運び屋の流儀には従わなければならないだろう。) 彼は再び箪笥に「扉を閉じろ」と命じ、鎖には「元に戻れ」と命じた。 そして、テーブルに戻って残りのソーセージを食べようとした。 その頃にはミランダもショタ(以下略)を読み終えており、その余韻に浸っていた。 そこにビールの注がれたジョッキを片手に昂焚が話しかける。 「どうだ?ショタコンのお前としての感想は?」 昂焚がそう問いかけた途端、ミランダは顔が真っ青になった。そして、すぐに顔を真っ赤にして反論する。どう考えてもフォローは出来ない。 「こ、これはショタコンの友人のために発注したものだ!断じて、私がショタコンではないからな!」 「だったら、来月号からはその友人のところに直送するように書店と契約しておこうか?」 「・・・・・る、ルーシーは同居人がいるから、同居人に受け取られると、まずいんだ・・・。」 「ほう?ショタコンの友人はカレンじゃなかったか?」 「る、ルーシーもカレンもショタコンなんだ!」 こうして、彼女の(架空の)ショタコンの友人は日に日に増加していくのであった。 「お前の周囲にはショタコンしかいないのか・・・。」 昂焚の問い詰めに反論する度にミランダは墓穴を掘っていく。 「つ、次だ!服の方はちゃんと準備しているんだろうな!!」 「ああ。こいつが一番苦労した。」 昂焚はトランクの中からゴソゴソと紙袋に包まれた何かを取り出した。 「これだろう?」 中身を見てもいないのに感涙し、昂焚から包を奪うと獣の如く紙袋を引き裂き、中にあるものを取り出した。 「ついに手に入れたぞ!ゲテモノ執事服シリーズの最新作!エンジェルポロリ執事服を!!」 「良かったな。」 「ああ!!これをルシアンに・・・フフフフフフ腐・・・・」 ミランダがエンジェルポロリ服を着たルシアンの姿を妄想し、競市のマグロのようにヨダレを垂らしていた。 ―――が、突然、少年が閉じ込められていた衣装箪笥が吹き飛んだ。 2人は衣装箪笥の方を振り向くと、そこには先ほど閉じ込められていた少年がU字型の霊装を背中に抱え、周囲に小さな竜巻を起こしていた。 彼の名はルシアン=ハースト。情けない姿だが、ミランダと同じイルミナティの幹部である。 「はぁ・・・はぁ・・・やっと出られた。」 少年は部屋全体を見渡すと、そこにはゲテモノ執事服を抱えるミランダの姿が目に映った。 「ミランダさん・・・、まさかその服を着せるために閉じ込めたわけじゃないよなぁ、オイ。」 「着たい♪」 「着たいわけないだろうがぁ!!!」 ルシアンの背中にあるU字型の鷲の翼を意識した霊装「鷲人の翼《フレースヴェルグ》」によって操作された風が4つの竜巻を作りだし、ホテルの家具や絨毯を吹き飛ばしながらミランダに襲いかかる。 しかし、昂焚が咄嗟にベッドを擬神付喪神で使役し、竜巻の盾にしたことで攻撃を防いだ。ベッドは粉々に吹き飛ばされた。 「さっきも見たけど、あんたも仲間か?」 「俺は単に副業として運び屋をしているだけだ。」 「だったら何で助けなかったんだよ。どう考えても誘拐じゃねぇかよ。オイ。」 「依頼人のプライベートには干渉しないのが運び屋の流儀だ。(と言われた。)」 「ああ。そうかい。仲間ってことには否定しないんだな!!」 ルシアンは再び、鷲人の翼《フレースヴェルグ》で起こした竜巻を昂焚に向けて攻撃する。圧縮された4本の風の槍が昂焚に向けて一直線に向かう。 昂焚は咄嗟にしゃがみ込んで捲れ上がった絨毯に擬神付喪神の札を張る。 すると、絨毯は突然、宙を舞い、大きく大の字に広がってルシアンの視界を塞いだ。 (しまった!) ルシアンの操作を失った風の槍はそのまま絨毯を突きぬけて穴を開け、天井に激突して消滅した。 その隙を突いて昂焚はルシアンに急接近し、彼を蹴り飛ばした。 突然の接近戦に対応できなかったルシアンは彼に蹴り飛ばされ、尻もちを突く。 「確かに俺は彼女の味方かもしれないが、別に君に敵意はない。だが、君たち十字教関係の魔術師は戦う時に殺し名として魔法名を名乗るのが礼儀だと聞いた。魔法名を名乗らずに魔術で攻撃を仕掛ける無礼者は気に食わない。それに・・・」 昂焚がルシアンにミランダを方を向くように促すと、ミランダはニコライに見せた時と同じ全裸変身ショーを披露していた。 あまりの光景に昂焚とルシアンは敵同士でありながらも「胸がでかい」という意志は共通していた。 「誰も逆らえない王の矢を射る者。支配の第一騎士!白騎士!」 ニコライの時と同様のポーズと構図で2人に黙示録の四騎士の一人を披露した。 「変身シーンと詠唱、あと感動シーンの間は静かに待ってやるのが戦いのルールだ。」 「んなこと、知るかぁ!!」 怒りに任せて自分を中心とした突風でルシアンは昂焚を吹き飛ばした。 そして、その怒りの矛先を全ての元凶であるミランダへと向ける。 「caelum523(大空を抱く者)!」 「apocalypsis666(黙示録を警鐘する者)!」 互いに魔法名を名乗るとミランダとルシアンは激突した。 ミランダは屋内で白馬に跨りながら、ルシアンに対して数本の矢を同時に射る。 これは黙示録の四騎士の一人、白騎士が支配を司る存在である神話から作り上げたものであり、個の矢に命中したものはミランダに絶対の服従を誓うのだ。 そんな矢に当てられてしまえば、どんな辱めを受けるか分からないルシアンは突風で吹き飛ばす。 「やっぱり、矢は効かないのか・・・。だったら・・・」 ミランダは某ライダーのようなポーズをとると、「換装!」と叫び、再び全裸変身ショーを開始する。 真っ白な鎧が弾け飛び、代わりに彼女に精錬中の金属のように真っ赤な鎧が装着される。白馬の代わりに真っ赤な馬に跨り、燃え上がる炎のような大剣を携えている。 「その闘争心を力に変える者。紅蓮の第二騎士!赤騎士!」 ルシアンのカマイタチのような斬撃の風を炎剣で弾き、代わりに焔の斬撃をルシアンにお見舞いする。 風と炎の一進一退の攻防となっていた。 そして、その光景を尼乃昂焚は奇跡的に無事だったソーセージを食べ、ビールを飲みながら観戦していた。だって、もったいないじゃないか。 昂焚が見積もるには、勝つのはミランダである。 彼女の戦闘スタイルは4つあり、風の攻撃一辺倒のルシアンでは歯が立たないという見立てだ。 彼の予想通り、戦いはルシアンが不利だった。 彼が仕切りに窓の位置や外を確認しているのは、逃げるための算段を立てているのだろう。 そして、昂焚の見積もり通り、ルシアンは窓を突き破って十数階の高さから飛び降りて逃走したのだ。 その際、狼の毛皮を着た戦士であり、狼男の原型となったウールヴへジンの伝承を応用し、鷲の羽毛に対応させることで4m級の「鷲の巨人」に変身していたのだから、そのまま地上から見えないくらいの高さまで飛び立って行った。 「逃げるな!せめてエンジェルポロリ執事服を着てから・・・ルシア~ン!」 彼を求めて空に手を伸ばすミランダだったが、彼が戻ってくるはずもなかった。 「そんなことより、その炎剣でソーセージ焼いてくれないか?ちょっと生っぽいんだが・・・」 そして、彼女の怒りの矛先は昂焚に向けられる。 突如、彼女が馬で突進し、炎剣で斬りつけて来た。 昂焚はギリギリのところで攻撃を避ける。そして、獲物を失った炎剣はそのまま壁や床に火を灯していた。 「どういうつもりだ?」 「ルシアンに・・・ショタに嫌われてしまった。だから、もうこの世界は滅ぶしかないんだぁぁぁ!!」 怒りに身を任せて炎剣を周囲に振り回すミランダ。彼女が剣を振るえば振るうほどに部屋は炎で真っ赤に染まってく。 (流石に丸腰で勝てる相手ではないか・・・) 昂焚の意志を察知したのか、トランクが一人で蓋を開け、剣の柄のようなものを突きだした。昂焚はそれを握り、一気にトランクから引き抜いた。 そして、ミランダの炎剣とぶつかり合い、鍔迫り合いになる。 小さな刃物が千羽鶴のように幾重にも折り重なり、枝分かれした異形の剣が昂焚の霊装だった。見た目は1m50cmもの七支刀(ナナツサヤノタチ)であり、蛇の腹を彷彿させる。 それが尼乃昂焚が持つ霊装「都牟刈大刀(ツムガリノタチ)」である。 八岐大蛇の尾から取り出された伝説の剣のレプリカであり、蛇が雨や雷をもたらす天候神であることから、剣は常に水がしたたり、水がミランダの炎剣によって蒸発することで蒸気が発生していた。 「だから、何ですぐに世界滅亡論に辿りつくんだよ・・・。よく考えろ。この世界には60億人の人間がいるんだ。その中にショタが何人いると思っている?その中にはお前のことが大好きなショタだっているはずだろ。それに今現在、人類は1日に4人は増加している。この世界のどこかで、お前の大好きなショタが毎日、生まれているんだぞ。むしろ、希望に満ち溢れた世界だ。そんな世界を、たった一人のショタに嫌われた程度で破壊するつもりなのか?」 「そ・・・それは・・・・」 「お前を嫌うショタがいれば、お前を好むショタだっている。喜べ。お前が思っている以上に世界は希望が散らばっている。」 昂焚の都牟刈大刀の枝分かれした剣の一つが伸びて、まるで蛇のようにミランダに襲いかかる。 剣の枝の一つがミランダの身体に巻きつくと、そのまま彼女を振り回して赤馬から引きずり降ろした。 ミランダの黙示録の四騎士は馬に跨っていることが発動条件だ。ならば、落馬させられた彼女はそのまま鎧が無くなり、変身前の下着の透けそうな薄いワンピース姿へと戻った。 その後、ホテルのスプリンクラーが発動したことでミランダの赤騎士が起こした火災は無事に鎮火した。昂焚の服が半分ほど焼け焦げる程度で済み、2人は大きな怪我も無く、無事にホテルを出ることが出来た。 ~~~ それから3日後 昂焚はミュンヘン国際空港にいた。 ミランダから受け取った金で黒を基調とした高級スーツに新調し、魔術で焦げ付きを修復したトランクを傍らに置き、航空チケットを握っていた。 ホテルでの一件から3日間はドイツ観光を楽しんでいた。 そして、大量のお土産を買い、自分の土産を待つ依頼人のところに飛び立つ為に飛行機に乗るのだ。 彼はロビーにある椅子に腰かけ、目の前にある大型テレビでニュースを見ていた。 今はミュンヘン界隈の地域的なニュースを放送していた。 『最近、幼い少年に声をかけては卑猥な服を着せようとする女性の通報が相次いでおり、警察は不審者としてその女性の捜査を開始しました。犯人の特徴は20代前半の女性でグレーの髪、胸はF~Gカップあり、帽子とサングラスで顔を隠しています。付近の住民の皆さまは―――』 そんなニュースを昂焚は流し眼で見ていた。そして―――― (『世界は希望が散らばっている』とかカッコつけて言ったけど、最近のミュンヘンの物騒になったな・・・・。) ―――とこの街の治安について心配していた。 どう考えても元凶は昂焚だが、本人はそれに無自覚であった。 そして、とある公園 幼い少年たちが楽しげに遊んでいる光景が見える・・・と思ったのだが、皆が一方向に走って逃げていた。 「わー!魔女が来たー!逃げろー!」 「捕まると悪魔の服を着せられるー!」 「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」 半分、おふざけで逃げたり、本気で泣き喚いて逃げたりする少年たち。 その背後を帽子とサングラス、そしてマスクで素顔を隠し、F~Gカップの爆乳を揺らせながら一人の女性が追いかけていた。彼女の手にはゲテモノ執事服が握られている。 「あ・・ちょっと待て!逃げるな!別に怪しいものではない!待て・・・・・・」 だが、彼女はどの子どもを捕らえるか悩んでいる間に全員に逃げられてしまった。 そして・・・ 「私がショタに嫌われる世界なんていらない!今度こそ!今度こそ、私は世界を滅ぼす!!」 彼女の人生で何度めかの世界滅亡宣言が欧州で叫ばれたのであった。
https://w.atwiki.jp/triple0w0/pages/139.html
スクラブ入りの洗顔料を使っていたことで生まれたにがうりオリジナルキャラクターとその仲間たちと無関係なやつら(*1) 角栓くんはUncoon管理人であるnigauri家のホワイトボードで生まれたオリジナルキャラクター。 角栓くん以外にも多くの仲間が居てnigauriのアイコンとして使われていたが現在はなちょす・たえちゃんに役目を奪われた。 りんご君はUncoonオリジナル壁紙にて登場している他、有志ユーザーによってUncoonオリジナルTシャツが作成された際には他の面々もデザインに採用された。
https://w.atwiki.jp/senkono/pages/105.html
2007年11月18日投稿サブタイトル あさきの楽曲「虧兎に告ぐ」より。
https://w.atwiki.jp/k-os/pages/2431.html
英名:Ginroukaku レアリティ:C 絵師:かんくろう 番号:BS16-011 収録:覇王編3弾-爆裂の覇道 コスト:2 軽減:2 シンボル:紫 系統:雄将・霊獣 種類:スピリット 1-LV1:1000 3-LV2:3000 4-LV3:5000 LV1-2-3:『このスピリットの召喚時』 自分のトラッシュにある[金狐角]1枚を、コストを支払わずに召喚できる。 フレーバー 降伏させるまでは早かった。それがケイを誤解させた。 炎楯のやり方を通すべく、闇楯の役人たちを放逐してしまった。 ―正史 覇王ケイ伝 645年の章― 備考/性能 召喚コスト踏み倒し/蘇生 公式Q&A/ルール エピソード/キャラクター 西遊記:銀角 ここを編集 BS16-紫へ戻る
https://w.atwiki.jp/frontier-latale/pages/107.html
名前 v羅兎v Lv 41 階級 体験 職業 マジシャン 生産 -- ルート 未定 レベル -- Nickname らぶちゃん、愛ちゃん Comment
https://w.atwiki.jp/himaerovip/pages/19.html
仕様の予定です。 今後、変更の可能性はあります。 【タイトル】未定 【ジャンル】姉ショタ学園ラブコメノベルSLG 対応OS Windows XP 画面サイズ 800×600 各種フォーマット ツール 未定(吉里吉里など) BGM Ogg 効果音 Wave CG 未定 背景 Jpg
https://w.atwiki.jp/chronodrive/pages/318.html
張角Act AI RARE SILVER 初期値 AT DF BtP SkP MAX Lv 2568 1976 17 8 40 スキル1 セイントストライクβⅡ [聖戦]確率70%で強制的にコンボ発動 入手方法 張角を転生させる。 セリフ 募集中 中国後漢末期の太平道教祖。南華老仙より太平要術の書を授かり雨風を操る術を得る。「蒼天己死 黄天當立」のスローガンと共に三国の物語の開幕を告げる「黄巾の乱」を起こす。(ちょうかく) 通常 転生 コメント